A. Y.

事業統括本部 情報システム部(記事掲載時)
2012年入社
情報システム専攻

情報システムを通して
描く社会貢献の形

「これまで培ってきたスキルを、社会貢献できる仕事で生かしたい」。
そう考えたのが転職のきっかけでした。私は長年システム関連の仕事をしており、官公庁や金融関連の案件に携わってきました。しかしどうせやるならインフラ、特にその上流工程に関わるのも一つの夢でした。日水コンは上下水道施設や河川など、公共性の高い水インフラ施設を手掛ける会社。私の専門はシステム開発ですが、日水コンであれば単なるエンジニアの枠を越え、コンサルティングという領域で最上流から施設整備や課題解決の取り組みに挑むことができると思うとワクワクしました。これこそ、私が求めていたフィールドでした。
また、日水コンがクラウドサービスなど、新しい領域への挑戦をしていることも魅力的でした。人々の生活を支える施設に携わるだけに、責任はこれまでになく大きくなります。しかし、だからこそ大きな希望とやりがいを持って向かっていける、そう感じて入社を決めました。

システム開発で感じた
仕事への誇りと充実感

現在私が携わっているのは、GIS(地理情報システム)を活用したコンサルティングです。GISはインターネットで提供されているマップ情報に、水道管や下水道管といった地下埋設物の情報を重ねあわせ、自治体による管理・点検等に使う「Blitz GIS」というものです。降雨情報を取り込み、豪雨で排水能力を超えそうな際は、浸水リスクの予測や把握をするシステムの企画・開発なども手がけました。このシステムにはアプリケーションとクラウドの2タイプがあり、私は自治体へのシステム導入を担当しています。
このBlitz GISは日水コンが自社開発した製品です。私が入社した頃、ちょうどクラウド化するプロジェクトが始まりました。サーバーを必要とするアプリケーション版より、手軽でコストがかからないクラウド版は、スマートフォンやタブレットで屋外にも情報を持ち出すことができます。GISを扱うのは初めてでしたが、研究開発段階では誰でも使いやすいよう機能の絞り込みをメインに、点検管理の情報プラットフォームとしての要素を満たすものとして、企画・設計・検討を重ねていきました。2年間の開発期間を経てリリースされた「Blitz GIS」は、アプリケーション版より簡単で使いやすく、お客様に大好評をいただきました。「現場と事務所のやり取りが楽になった」というような、喜んで使ってくれている声を聞くと、「人の、そしてインフラ整備の役に立っているものに携われた」と、私自身喜びでいっぱいになりました。入社前に思い描いていた社会貢献の形を、自分なりに果たせたと感じられた最初の仕事です。

課題解決の
プロフェッショナルとして
高みを目指す

現在、「Blitz GIS」は多くの自治体への導入が進んでいます。お客様の要望に合わせて上下水道管、あるいは下水道管のみといった風にカスタマイズし、役立てていただいています。自治体の担当者と打ち合わせをしながら「こういう機能はないか?」といったような要望が出てくると、それをシステムに反映させていくのも楽しい作業です。アプリケーション版と併用されている自治体もあり、クライアントにとって最適な形で提示していけたらと思っています。
情報通信技術を使って自治体の課題をいかに解決するかが、私のコンサルタントとしての腕の見せどころですが、私だけではなく、社員が一体になって自治体を支えている自負があります。現在は全国下水道データベースの開発など、国の施策に関わる業務も増えてきていますので、より大きな視点で世の中の役に立つ仕事をしていくのが目標です。
私は別業界からの転職者ですから、まだまだ自分自身をレベルアップさせる勉強や経験が必要だと考えています。業務経験を増やし、情報処理技術士といった、資格取得も視野に入れています。しかし、根底にあるのは「相手は何に困っているのか」を明確にし、的確に導いていくこと。その思いを大事に、相手に寄り添えるコンサルタントでありたいと思っています。

1日のスケジュール

Schedule of the day

10:00
フレックス出社後、メールチェック等
各種確認・整理
10:30
資料作成
12:30
弁当を食べて
しばし睡眠
13:30
社内打ち合わせ
15:00
客先へと移動
16:00
クライアントとの
打ち合わせ
18:00
急ぎの用件が
なければ直帰