S. R.

機電事業部 西部技術部(記事掲載時)
2014年入社
工学研究科 土木工学専攻

自分の考えで
最適な機械設備計画を描き、
形にする

誰かがまとめたプランを形にするのではなく、まずは白い紙に己自身で地図を描く、そんな希望を抱いてコンサルタントを目指しました。そして、やるからには大きな仕事を手がけたい、それを叶えるために水インフラでは国内ナンバーワン企業である日水コンが選択肢に上がってきたのです。大学で学んだ土木関係の知識を生かせる上に、上下水道や河川事業など、国の仕事や行政の事業の上流工程、つまり計画作成に携われるスケールの大きさに惹かれました。ここで大きな計画を描いてみたい、それが入社の動機です。
入社から2年間は先輩社員の補助スタッフとして仕事のやり方を学んでいきました。最初は仕事を任されても詰めが甘かったり、検討する案件のポイントが分かっていなかったりといった、業務を理解する以前での新人らしい苦労もありました。しかし、言われたことだけをやるのではなく、自分で考えることが大事なのだと次第に気づき、自分自身も変わっていきます。自主的に動くからこそ成長度合いがアップする、そう理解してからは視界も開け、前向きに仕事をこなした2年間になりました。

自由な発想で計画を描くのが
コンサルタントの役目

3年目になり、先輩の補助を離れて一人の担当として案件を任せてもらうようになりました。具体的には下水処理場で使われる機械設備の設計者として、設置する機械の機種選定や設備の容量計算などを行います。また、長年使った設備の更新や増設についての検討もしなければなりません。稼働中の設備を維持しながらいかにスムーズに新しいものに変え、あるいは増設、改修していくかといった計画検討は、コンサルタントの手腕が問われるところです。ある設備の増設を計画したときは、上位計画での水量計算を怠るというミスで、無駄な作業をしてしまったこともあります。自分自身の担当部分だけではなく、全体を見る力を持っていなければプロフェッショナルとは言えないと痛感した案件でした。しかしこの経験をしたからこそ、それ以降は同様のミスをしないよう、注意を払って計画を進められるようにもなりました。
機械設備設計というと、何かモノを作るように誤解されがちですが、コンサルタントはメーカーではありません。 “モノ”ではなく“計画”を作って指示し、そこに据える機械を選ぶのが仕事です。そこがメーカーで言う設計との大きな違いです。クライアントの要望やコストを考慮しつつも、ここにこの設備を置こう、仕様はこれで、といった風に自分の考えで全体の計画を立てます。結果的に相手の要望に沿っていれば、自由な発想で、計画を形にできる。それはコンサルタントだからこそ味わえる醍醐味です。私も、型にはまることなく、技術力に加えて幅広い視野とアイデアを持った人材に成長していきたいと思っています。

上位計画に携われる
人材になるのが目標

目指すレベルにたどり着くまで、今は多くのことを学ぶ必要があります。まずは確かな技術力を身に付けることです。処理場で使う機械設備は数も多く、メーカーもさまざま。機器一つひとつの特徴も異なります。計画を立てるときにそれらの機器についてすぐ性能や特徴が思い浮かぶまでになれば、最適な設備設計を素早くこなすことができます。また、長年担当している処理場であれば社内にさまざまな情報がありますが、新規に担当する処理場では情報が十分ではなく、一から学ばなければなりません。そうした場合でも技術力があればスムーズな対応が可能になります。今は仕事をしながら過去の例から学び、多くの現場や設備にも触れ、知識を得ていくことを大事にしています。
そうして力をつけた暁には、大きな仕事に携わるという目標はずっと持っています。今は各地の下水処理場の機械設備担当として改修や更新といったプロジェクトに関わることがメインですが、それよりももっと上位の計画に携わるのが、入社するときからの夢であり目標。目指すものについて方向がブレることなく、社内外で信頼されるコンサルタントになれるよう、今後も進んでいきたいと思います。

1日のスケジュール

Schedule of the day

07:00
遠方出張のため
早めに起床
08:30
出勤、
メールチェック
09:30
飛行機で
移動しながら
資料の下読み
12:00
現地の有名店で
昼食
13:30
打ち合わせ
17:00
帰りの
フライトまでの
時間に
同僚と一杯
21:00
直帰で帰宅