水コンサルタントとは
人々の生活に関わる公共事業の中でも、街づくりや建設に関する計画、調査、設計を行うコンサルタントのことを建設コンサルタントと言います。分野は広く、鉄道や空港、港湾、橋梁、道路、河川、ダムなど。その中でも上下水道に特化した、水インフラの専門技術者を「水コンサルタント」と言います。
なお、日水コンの水コンサルタントは、河川も対象としてコンサルティング業務を行っています。
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建設コンサルタントには、様々な分野があります。
水コンサルタントの仕事
水コンサルタントは、上下水道の計画、設計だけではなく、事業のあらゆる場面に関わります。
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- 企画・企画支援
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事業の実現化に向けて最初の事業の方向性を定めるのが、官公庁です。その際にアイデアやアドバイスを提供するパートナーとしてコンサルタントが業務支援します。
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- 計画・構想
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企画で決まった方向性に合わせて、具体的にどのような「モノ」をどこに、どの規模でつくるのか、事業推進の基盤づくりを行います。
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- 調査
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事業に関するあらゆる調査、データ収集などを行い、検討結果を報告書にまとめます。官公庁は、報告書を事業推進可否の判断資料の一つとします。
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- 設計
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設計は大きく2段階に分かれます。まずは計画に基づいて大枠を設計する「基本設計」。その後に工事が実施できる「詳細設計」を行います。
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- 建設工事・施工監理
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コンサルタントは、官公庁の発注図書作成など、工事契約に協力します。また、着工から引き渡しまでの施工監理も担当します。
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- 維持管理・維持支援
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竣工後は定期的に、施設や設備の老朽化調査を行い、修繕計画や更新を検討し、維持管理を支援します。
※一般社団法人全国上下水道コンサルタント協会 編集